吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑の7人による声優ユニット「Wake Up Girls!」(WUG)が、2016年11月25日に5thシングル「僕らのフロンティア」をリリースする。
表題曲「僕らのフロンティア」は、2016年10月より放送開始となった『灼熱の卓球娘』のエンディングテーマ。アニメ『Wake Up, Girls!』以外のTVアニメでは初のタイアップ曲となる。そこで今回は、発売を前に、「Wake Up Girls!」の7人が語ったメッセージを紹介しよう。
「Wake Up Girls!」が語る5thシングル「僕らのフロンティア」
――11月25日に発売される「僕らのフロンティア」では、『Wake Up Girls!』以外の作品での初タイアップとなります
吉岡茉祐「別作品のタイアップということで、ちゃんと受け入れてもらえるのか、そもそもWake Up Girls!が声優ユニットであることをどれだけの人が知ってくれているのか、最初はそんな不安がたくさんありました。そして、今までとは違うところがたくさん見えてきて、あらためて難しさや、別作品のエンディングテーマを背負うことへの責任を感じました」
――やはり不安が大きかったですか?
吉岡「でも、逆に『灼熱の卓球娘』が放送されて、新たなWake Up Girls!の一面を見てもらえたら、新しく興味を持ってくれる人が出てくるかもしれないという期待や楽しみもあって、けっこう複雑な感情でした。これまでにライブで何度か披露させていただいていて、すでに長く付き合っている感覚もあるので、やっとここまで来たという感じですね。この曲は私達にとっての新しい一歩であると同時に、成長を感じてもらえる曲になっているので、皆さんにとっても私たちにとってもいい入り口になってくれたいいなと思っています」
青山吉能「最初にタイアップの話を聞いたとき、私は端っこのほうで、みんなの顔をちら見していたんですけど、みんなの顔も眉毛がハの字になっていたので、自分も含めて、みんな不安なんだなって思いました。それからも、本当に大丈夫かなって話したりもしたんですけど、変化を恐れていては何も生まれないじゃないですか」
――Wake Up Girls!も変わっていかないといけない
青山「そうですね。今年は特に、これまでのように『Wake Up Girls!』のアニメの展開がない年で、何か新しいことをしなければいけないという小さな焦りもあったので、みんなで意見を出し合って、ライブツアーなどで少しずつ変えてみたりしていたんですよ。でも、別アニメ作品のタイアップという、これ以上ない大きな一歩を踏み出せる機会を与えていただいたので、十二分の結果を出せるよう、不安はありつつも、頑張るぞ!っていう感じにまではなれました(笑)」
――までは?
青山「初めてお話を聞いたときは、本当に不安しかなかったので(笑)」
――最初に「僕らのフロンティア」を聴いたときの感想はいかがでしたか?
奥野香耶「最初は静かな感じで始まるんですけど、サビは明るくスカッとした印象で、すごく青春を感じられる曲だと思いました。『灼熱の卓球娘』のエンディングテーマだけあって、卓球をしている子達の青春感とピッタリの、すごく爽やか曲だと思います」
――実際に歌ってみた感想はいかがですか?
田中美海「実際に歌ってみると、すごく難しい曲なんですよ。最初は音符が全部一緒だし、サビはロングトーンが多くて高いし、そう思ったら低いしみたいな(笑)。ロングトーンで伸ばすのが母音の"う"なんですけど、母音の"う"はロングトーンだと出しにくい音で、それをさらに踊りながら歌わなければならない。レコーディングだと大丈夫なんですけど、踊りながらだとやはり難しくて……。でも、歌えたらすごく気持ちいいし、カッコいい曲なので、本当に大好きな曲です」
――特に好きなポイントは?
田中「2サビが終わって、雰囲気が変わるところがすごく好きです。そこから明るい歌詞になるんですけど、振りも相まって気に入っています」
高木美佑「私も2サビが終わったところからの流れが好きで、普通はアニメのエンディングだと入り切らないところなのですが、第3話ではそこまで使っていただき、テレビの放送で皆さんに聴いていただけて、すごくうれしかったです」
吉岡「私はハモが大好きで、普通、下ハモだったらずっと下、上ハモだったらずっと上というのが基本なんですけど、この曲だと、ハモがひとつしかないのに、下ハモに行ったり、上ハモに行ったりして、すごくオシャレなんですよ。ハモだけを聴くとすごく複雑なことをしているのに、曲になるときれいにハマっていて、全体の雰囲気もすごくオシャレになっているのがすごいなって思いました」
青山「普通はありえないような♯や♭があって、何でこんなハモリを思いつくんですか? みたいな感じなんですけど、不協和音なのにきれいという不思議が生まれているので、ここも注目してほしいです」