合同訓練では他にも、災害状況に応じて出動できるさまざまな車両が展示されました。

PREMIUM 4G対応の移動基地局車両「P-BTS」。災害時だけでなく、大規模なイベントなどでの輻輳(回線が混雑しパンクする状態)対策にも役立ちます

移動基地局車両は関西2府4県に配置されています。アンテナの高さは最大10mまで伸び、電波を飛ばします

豪雪地帯などで活躍する雪上クローラー。積雪の多い基地局へのアクセス手段として使われます

一般車両を長野県某所で改造しクローラーユニットを取り付けています。運転してみるとクローラーの振動がハンドルを中心にゴトゴト伝わり、乗り心地はあまりよくありません

土砂崩れ等により、機器の搬入が困難な場合に利用する不整地運搬車。時速5.8km、積載量は990kgまで運べます

大容量の2000KVAを備える移動電源車。ドコモの通信用ノードビル(通信設備が収容された重要な建物)の非常用発電機が重複故障した場合に、電気を供給する役割を担います

関西地区は南海トラフ大地震をはじめ、台風、集中豪雨などの災害が想定されており、通信会社は迅速かつ円滑なサービス復旧が求められます。交通が日本の「血液」なら、通信は「神経」のようなもの。ドコモ関西はNTTグループに加え、自衛隊や自治体との連携を強化していくとしています。