オープンに先がけて行われたメディア向け説明会には、イオンレイクタウン「VR Center」ディレクターの井関定直氏が登壇。「実際にやってみないと分からないのがVRコンテンツ。現実の世界から仮想空間にワープする驚きと没入感を、多くの人に体験してほしい」と挨拶した。VR Centerでは、10代からの全年齢層をターゲットに展開するという。

イオンレイクタウン「VR Center」ディレクターの井関定直氏。10代からの全年齢層をターゲットにVR Centerを展開する

”VR元年”とも言われる2016年。2020年には8兆円市場に成長するという予測もあるが、これについて井関氏は「肌実感がある」とした。このタイミングで越谷市にVR Centerをオープンした理由については「身近にVRを体験できる、常設のVR施設のニーズが高まると予想した」と説明している。

コンテンツの選定にあたっては、イベント等での運用実績、VR酔いの対策、マシンの安定性といった点を考慮。またグラフィックスの鮮明さ、没入感が得られるか、コンテンツとしての完成度、施設全体のバランスなども加味したという。

VR Centerは、VR体験プラットフォームという位置づけ。デバイスメーカー、コンテンツメーカーと共にユニークなVR体験を一般の消費者に向けて提供していく

井関氏は、最後に「このVR Centerは、VR体験プラットフォームという位置づけ。これからデバイスメーカー、コンテンツメーカーと一緒になって、ユニークなVR体験を一般の消費者に向けて提供していく。また要望などのフィードバックを得ることで、技術者とのコミュニケーションハブの役割を果たしていく。革新的な体験ができる場所として、VR Centerを発展させていければ」と抱負を語った。