タッチやフリックに対応したことで、操作性は大幅に向上している。たとえばA20では、トップ画面からミュージック → アーティスト → アーティスト名までを、十字ボタンと決定ボタンでポチポチ操作する必要があったが、A30では、トップ画面で「アーティスト」アイコンをタップして上下のフリック操作で聴きたいアーティストを探すだけ。かなりシンプルになった。
音質などの各種設定もメニュー体系が改良されており、スピーディーに操作できる。タッチパネルの反応もよく、操作性に関しては文句のない仕上がりだ。側面には再生、停止、曲送り、曲戻しが行える物理キーも装備しており、上着のポケットに入れたままブラインド操作できる。
曲の再生画面を下にフリックすると、イコライザーの設定画面が表示され、各種音質設定を行える。右にフリックすると再生リストが、左にフリックするとブックマークリストが、上にフリックするとトップ画面が表示される |
一部から熱望されていた語学学習機能も装備。再生スピードコントロールやA-Bリピートにも対応するなど、使いこなしの幅も増している。バッテリー性能はハイレゾ再生時約30時間、MP3再生時に約45時間と高性能を維持しているほか、LDAC対応のBluetooth機能なども継承。まさにA20を磨き上げ、正統進化させたといった仕上がりだ。