分離して「おひつ」と「IH調理器」になる

「RC-IA30-B」は上下2つに分かれ、下部をIH調理器として使用することが可能だ。IH調理器としての火力は1000Wで、火力は5段階で調整できる。揚げ物モード(約160~200℃)も備えている。テーブルの上で揚げたての天ぷらを楽しんだり、おかずを温めながら食べたり、といった使い方ができて便利だ。IH調理器を使わない時は炊飯器になり、収納場所をとらないのもうれしい。

片手でラクに持ち上げられる

上部と下部は非接触給電と赤外線によって連動する。そのため、分離時に電源の抜き差しは必要ない。分離している時は上部に通電しないため、「おひつ」として使える。なお、電源コード(約1.5m)はマグネット式で、もし足や物をひっかけても接続部が外れるので安心だ。

「小さい子どもがいるので、カセットコンロだと心配」「IH調理器を使ってみたい」「鍋料理を食べたいけれどグリル鍋やホットプレートは場所をとる」「寒いからこたつから出ないで調理したい!」「キッチンが狭くて熱源が足らない」「コンロのカセットガスをつい買い忘れてしまう」など、IH調理器があると便利な場面は少なくない。

アイリスオーヤマらしさを感じる、いわばアイディア家電。3合炊きということで、食べ盛りの子どもがいる家庭や、大家族には向かないかもしれないが、一人暮らし、少人数の家族、ご年配の夫婦などには、なかなかぴったりではないだろうか。また、分離合体のIH炊飯器&IHクッキングヒーターというギミックに、魅力を感じる人も多そうだ。

分離した状態。左が通電しない「おひつ」、右がIHクッキングヒーター