Xperia Projector
Xperia Projectorは、超短焦点プロジェクターにタッチ操作などジェスチャーコントロール機能や音声認識機能を組み込んだデバイス。壁やテーブルに様々な情報を表示し、家族など大人数で新しいコミュニケーションの場を作る目的で開発しているという。こちらはまだ発売未定で参考展示となったが、MWC 2016で展示されたものと比べて様々な進化が確認できた。
まず、最も大きく進化したと感じたのは操作性。Xperia Projectorでは、テーブルや壁にプロジェクターで映像を表示し、タブレットのようにその映像をタッチで操作できるようになっているが、以前よりもかなりスムーズな操作が可能となっていた。タッチ操作には赤外線を使ったセンサーを利用しているそうだが、センサーのアルゴリズムを改良することで、操作性を向上したという。10点マルチタッチにも対応し、対戦ゲームなどもタッチで軽快にプレイできた。
また、製品化はまだ未定ながら、Yahoo! JAPANとのコラボレーション事例も紹介された。たとえば、レシピサイトで作りたい料理のレシピを確認したら調味料が足りなかったとしても、その画面からYahoo! JAPANのショッピングサイトに飛び、すぐに調味料を購入できるようになるという。Xperiaスマートプロダクト発表以降、社外パートナーから様々なコラボレーションの話が届いているそうで、製品化の段階では対応サービスの追加も期待できそうだ。
なお、MWC 2016の段階では搭載OSについて未発表だったが、IFA 2016では正式にAndroid OSを搭載すると発表された。Playストアにも対応しているため、タブレット向けアプリなども問題なく利用できるという。