日本エイサーが、Windows 10 Mobileを搭載したSIMフリーの5.5型スマートフォン「Liquid Jade Primo」を8月25日から法人向けに発売する。
昨年(2015年)秋、ドイツ・ベルリン開催のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2015」に合わせたAcerのプレスカンファレンスで発表されてはいたが、日本市場への投入には約1年の歳月を要した。その間、日本市場のWindows 10 Mobile搭載スマートフォンとして、マウスコンピューターの「MADOSMA」シリーズ、VAIOの「VAIO Phone」などが登場し、コンシューマー市場より法人需要を開拓していっている現状である。今回は、日本エイサーからLiquid Jade Primoをお借りできたので、インプレッションをお届けしよう。
- ■Liquid Jade Primoの主な仕様
- OS : Windows 10 Mobile
- ディスプレイ : 5.5型AMOLED(有機ELディスプレイ)・1,080×1,920ドット
- CPU : Snapdragon 808 2.0GHz 2コア + 1.4GHz 4コア
- メモリ : 3GB
- 内部ストレージ : 32GB
- 外部ストレージ : microSDXC(最大128GB)
- メインカメラ : 21M
- サブカメラ : 8M
- バッテリ容量 : 2,870mAh
- バッテリ駆動時間 : 連続待受・約400時間、連続通話・約20時間
- LTE(FDD-LTE) : Band 1/3/7/20
- W-CDMA(HSPA+) : Band 1/2/5/8
- GSM : 850/900/1800/1900MHz
- SIM : デュアルSIM(nano SIM×2基)
- 無線LAN : IEEE802.11ac/a/b/g/n
- Bluetooth : Bluetooth 4.1
- サイズ : 縦156.5mm×横75.9mm×厚さ8.4mm
- 重さ : 約150g
- 想定価格 : 100,000円前後(税別)
ドッキングステーション、キーボード、マウスを同梱
まず、送られてきたLiquid Jade Primoのパッケージングに驚かされた。とにかく大きいのだ。
その大きさの理由は、Liquid Jade Primo本体だけではなく「with Desktop Kit」として、Continuum for Phone用ドッキングステーション、ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードがひとセットになっていること。買ったその日から、アクセサリ類を追加購入しなくても、Continuum環境を利用できる。ちなみにContinuumとは、Windows 10 Mobileの機能で、端末の画面を外部ディスプレイに出力してPCライクに使うものだ。