日本HPの「HP EliteBook Folio G1」は、ビジネス向けプレミアムモデルという位置付けの12.5型ノートPCだ。1.0kgを切る本体重量970gと、最厚部で12.4mmという薄さは、持ち運んで使うのに十分なレベル。評価機を試用した時点では、CPUがCore M5のモデルのみ発売中だが、7月中旬ごろにCore M7モデル、8月中旬ごろにCore M3モデルが発売予定だ。なお、2,000台限定の特別価格(税別)として、直販価格158,000円のところを109,800円で販売中だ。キャンペーン価格は2,000台を越えたら終了となる。
■試用機の主な仕様 [製品名] HP EliteBook Folio G1 [CPU] Intel Core M5-6Y54(1.1GHz) [メモリ] LPDDR3 8GB(オンボード) [グラフィックス] Intel HD Graphics 515(CPU内蔵) [ストレージ] 512GB SSD [光学ドライブ] なし [ディスプレイ] 12.5型ノングレア(非光沢)IPSフルHD(1,920×1,080ドット)タッチ非対応 [OS] Windows 10 Home 64bit [サイズ/重量] 約W292×D209×H12.4mm / 約970g [直販価格(税別)] 158,000円 |
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堅牢なアルミ外装、シックなメタリックの本体
本体外装は明るすぎず暗すぎないシックなシルバーで統一されており、液晶のベゼル周りとキーがブラックという配色。外装部分はCNC(コンピューター数値制御)によるアルミニウム削り出しで製造されている。タッチパッドも含めて、粒状感のあるメタリックな風合いで、一部を除いて全体的につやを抑えた落ち着きのあるカラーリングだ。液晶のヒンジ部分と、ダイヤモンドカットされたエッジ部分、そして日本HPロゴマークは、光を反射するようになっている。
天板には日本HPのロゴマークが刻まれ、底面には一文字のゴム足が2本。ゴム足は滑り止めとしての役割をしっかりと果たす。底面には「Audio by Bang & Olufsen」のスピーカーをサイドに2基ずつ内蔵。ゴム足で底面が浮いてるので音がこもりにくい。液晶を閉じるラッチはないが、閉じたときに液晶部と本体が当たる金属音が心地よく感じた。
アルミ外装の剛性はかなり高く、本体は米軍調達基準(MIL-STD)に沿った12項目の試験をクリアしている。液晶を閉じた状態で軽く入れて曲げてみようとしたが無理。液晶パネルの開閉時に「しなる」感じもない。持ち運んで使うのに安心感を持てる堅牢さだ。
この手のノートPCとして、液晶ディスプレイが180度まで開けるのは、今となっては珍しい。ビジネス向けという位置付けからか、相手に画面を見せることを意識した設計ともいえる。液晶パネルは視野角の広いIPSなので、水平状態にしても画面は見やすい。本体サイズは約W292×D209×H12.4mmで、イメージとしてはA4用紙より若干小さい程度。折りたたんだときの凹凸がほとんどないので、鞄の中に入れても邪魔にならず出し入れもスムーズだ。