3DVC搭載のハイエンドCPUクーラー

Cooler Masterの「MasterAir Maker 8」は、新技術「3Dベイパーチャンバー」(3DVC)を搭載したというCPUクーラー。サイズが135(L)×145(W)×172(H)mmとかなり大きいものの、14cmファンをデュアル搭載しており、高い冷却性能を誇る。トップカバーの3Dデータが公開されており、3Dプリンタでカスタマイズすることも可能。価格は19,000円前後だ。

Cooler Masterの「MasterAir Maker 8」(左)。箱がとにかくデカい

ベースとヒートパイプが合体した部分が3Dベイパーチャンバーだ

高い熱伝導能力を持つベイパーチャンバーは従来モデル「V8 GTS」のベース部でも使われていたが、今まではヒートパイプを経由して冷却フィンに熱を移動させていた。3DVCは、ベース部のベイパーチャンバーとヒートパイプが融合。内部の冷媒が直接移動して、CPUの熱をフィンに伝えることができるようになった。

同社のテストによれば、銅ベースだと80℃、ヒートパイプ直付けだと78℃、通常のベイパーチャンバーだと76℃であったのに対し、3DVCだと64.5℃まで冷却することができたという。

水冷システムに最適なテストベンチ

PrimoChillの「Praxis WetBench」は、水冷システム用のテストベンチ。マザーボードはE-ATXまで対応し、36cmサイズのラジエータや、リザーバを設置するスペースも用意されている。ドライブベイは、5インチ×2と3.5インチ×4。カラーはホワイト(表)/ブラック(裏)で、オリオスペックでの価格は26,784円。

PrimoChillの「Praxis WetBench」。リザーバは側面に取り付けられる

背面側には、36cm/28cmサイズのラジエータまで搭載することができる