画質も使い勝手もずば抜けたカメラ
Xperiaの特徴といえばやはりカメラ性能の高さだろう。メインカメラ、インカメラともにソニー独自の裏面照射積層型CMOSを採用。メインカメラが約2,300万画素、インカメラが約1,320万画素で、世界最高クラスの画素数を誇る。また画素数だけでなく、F値2.0、広角22mmの集光効率に優れているGレンズ、高感度撮影が可能な1/2.3型Exmor RSセンサーを搭載しており、実際に撮影してみたが微妙な色彩や質感が再現されており、生き生きとした写真を撮ることができた。
カメラ機能のうち、筆者が使っていて楽しいと思ったのがクイック起動機能だ。シリーズ最速となる約0.6秒での起動・撮影とうたわれており、実際に起動は速い。ただし、起動と撮影をすばやく行いたい場合は、カメラアプリの設定で「クイック起動」の項目を「起動&静止画撮影」に設定する必要がある。設定後はシャッターボタン押しっぱなしで、ロック画面からでも即、カメラの起動と撮影が可能だ。
被写体を追尾してピントを合わせる「先読みオートフォーカス」も優れている。子どもや動物などフォトジェニックだけど動き回る被写体はスマホカメラの苦手とするところ。しかしこのスマホなら、初めからピントが合っていたかのような速さでフォーカスできる。先のクイック起動と合わせればシャッターチャンスを逃す、もしくはピンぼけになることは減りそうだ。