今回の偽警告では、ウイルス感染などは確認されなかったようだが、2015年8月の時は遠隔操作アプリをインストールされることがあった。気になるユーザーは、念のため、セキュリティ対策ソフトの手動スキャンを実行しておくと安心だ。
最近の脅威の多くは、金銭を目的としたものがほとんどである。IPAでは、今回の攻撃者の目的について触れていないが、実際に電話をかけると遠隔操作ソフトのインストールを勧められ、最終的にはサポート契約を推奨されたという事例が多数確認されたという。いずれにしても、従来通りの脆弱性の対処(最新プログラムの適用など)、セキュリティ対策ソフトを最新の状態に保つといった対策は忘れずに行ってほしい。