偽警告が表示される原因について、IPAでは、次のように推測している。
- 広告バナーなどの不用意なクリック
- Webサイトの自動遷移(リダイレクト)
しかし、該当するページや明確な感染箇所は特定できていない。したがって、事前にこの偽警告を防ぐ対策は難しいとのことだ。
偽警告が表示された場合の対処方法
偽警告は、ウイルスによる動作ではない。Webブラウザやタスクを終了させることで、ポップアップを消すことができる。以下では、その方法を紹介する。まずは、Google Chromeの場合だ。
図2の左が、偽警告によって表示されるポップアップ画面だ。ここで、右下の[OK]をクリックする。すると、右のポップアップ画面となる。ここで[このページを離れる]をクリックしても、再度、左の画面となり、この動作が繰り返されてしまう。表示を止めるには、右の画面の[このページでこれ以上ダイアログボックスを生成しない]にチェックを入れる。あとは、ブラウザを[×]ボタンで終了する。