続いて、CINEBENCH R15も試してみたところ、CPUが125cb、OpenGLが22.81fpsとなった。同じCeleronシリーズでもより省電力タイプのCeleronプロセッサーN3050(1.60GHz)に比べて、約2倍程度のパフォーマンスがある。

「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果

N3050を搭載したマシンを試しても普段使いには十分通用すると感じたが、本機はそれよりすべてにおいて余裕が感じられた。例えば、N3050を搭載したマシンではアプリの切り替えなどに少し時間がかかるのが気になったが、本機は複数のアプリを立ち上げている状態でもあまり引っ掛かりを感じることなくスムーズに切り替えられた。

普段使いで気になることがあるとすれば、ストレージの速度くらいだろう。本機は2.5インチのHDDを採用しており、高速なSSDを搭載するノートに比べるとどうしてもパフォーマンスが落ちる。そこで「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。

「CrystalDiskMark」のベンチマーク結果

シーケンシャルリード、ライトはいずれも105MB/s前後あり、一般的な2.5インチHDDとしては標準的な性能。大容量データの書き込みなら、エントリー向けのSSDやeMMCよりも速いくらいだ。実際、アプリのインストールなどはeMMCを搭載するノートPCに比べて完了するまでの時間が短く感じた。4KB単位のランダムアクセスはSSDやeMMCよりも遅く、さすがにOSの立ち上げやアプリの起動などはちょっと待たされるが、負担に感じるほどではなかった。