このボディに、本機は4コアの第6世代Intel Core i7-6700HQと、4K(3,840×2,160ドット)解像度に対応した液晶ディスプレイを搭載している。また、ストレージに高速なフラッシュメモリと容量の大きなHDDの長所を組み合わせたハイブリッドドライブ(SSHD)を採用。メモリは標準で8GB搭載している。いずれも2015年秋冬モデル「dynabook T95/T」から変更はないものの、現時点ではノートPCとしてハイレベルのスペックで、フラッグシップモデルの名に恥じない仕様だ。
インタフェースも前モデルから変更はなく、本体右側面にブリッジメディアスロット、ヘッドセット/ヘッドホン端子、USB3.0×2、HDMI出力端子、セキュリティロック・スロットを備えている。また、本体左側面には電源コネクタとLAN、USB3.0×2、BDドライブを搭載。液晶ディスプレイの上部には有効画素数約92万画素のWebカメラも内蔵している。キーボードはアイソレーションタイプで、テンキーが標準で搭載されている。タッチパッドはパッドとボタンが一体になったタイプ。製品には光学式のワイヤレスマウスも付属する。
本体右側面にブリッジメディアスロット、ヘッドセット/ヘッドホン端子、USB3.0×2、HDMI出力端子、セキュリティロック・スロットを搭載する |
本体左側面には電源コネクタとLAN、USB3.0×2、BDドライブを搭載 |
緻密な映像とサウンド
dynabook T95は、世界で初めて4K液晶ディスプレイを搭載したノートPC「dynabook T954」の後継機に当たるシリーズだ。ここ最近、各社から4Kノートが登場してT954が発表された当時の驚きや珍しさは薄らいできたが、フルHDの4倍となる3,840×2,160ドットの解像度はまだまだ大きなアドバンテージがある。
特に本機の場合は高輝度・広視野角のIPS液晶パネルを採用しており、緻密であると同時に非常に見栄えのする表示が可能だ。またノートPCの液晶としては色域も広い方で、通常だと色が飽和してべったりした印象になりがちな鮮やかな赤色なども、ディテールや微妙な階調がかなりの部分まで表現できている。さらに本機は工場出荷時に1台1台カラーキャリブレーションを行っているおり、実際に写真を表示させた際もオリジナルに近い色みが再現されていた。