東芝の「dynabook T95」シリーズは、4コアCPUと4K(3,840×2,160ドット)解像度のIPS液晶ディスプレイを搭載した15.6型ハイエンドノートPCだ。その性能の高さに加え、サテンゴールドを基調にした高級感ある筐体デザインも魅力のひとつで、機能性とデザイン性の両方で高水準を求めるユーザーの根強い支持を得ている。今回、2016年夏の東芝ノートPC最上位モデルとなる「dynabook T95/V」を試すことができたので、製品の特徴やパフォーマンス、使い勝手などを中心に紹介していこう。
■主な仕様 [製品名] dynabook T95/V [CPU] Intel Core i7-6700HQ(2.60GHz) [チップセット] Mobile Intel HM170 [メモリ] 8GB [ストレージ] 1TB SSHD [光学ドライブ] ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応) [グラフィックス] Intel HD Graphics 530 [ディスプレイ] 15.6型ワイド(3,840×2,160ドット、タッチ対応) [テレビ機能] ― [OS] Windows 10 Home 64bit [店頭価格(税込)] 226,000円前後
ノート向けの上位Skylakeを載せたフラッグシップ機
東芝のPCラインアップは、クラムシェル型の一般的なノートPC「スタンダードノート」、モバイル向けの「モバイル・タブレット」、液晶ディスプレイ一体型の「オールインワンデスクトップ」の3シリーズに大別できる。今回試したdynabook T95/Vは、スタンダードノートシリーズのフラグシップに位置するモデルだ。
最上位モデルにふさわしく、本体はゴールドとブラックを基調にしたプレミアム感あるデザインを採用している。ゴールドと言っても本機のカラーは東芝が「サテンゴールド」と呼んでいるもので、派手さはあまり感じずシックで控えめな印象の色合いのため、ビジネスシーンでの使用もそれほど違和感を覚えない。
本体のフットプリントは約380.0(幅)×259.9(奥行)mmで、15.6型ノートとしては大きくも小さくもない標準的なサイズ。厚みは24.5mmだが、エッジに傾斜が付いているためか、手に持つと同クラスの他社ノートよりもスリムに感じる。