新型MacBook Proは、筆者も待ち望んでいる新製品の一つだ。iPad Proに大半の仕事を移行させても、やはり普段持ち歩くiPad、自宅もしくは出張時に持ち歩くMacBook Pro、という態勢を整えておくべきだ、と考えているからだ。
そのMacBook Proについては、だんだんと、シャシーのリーク写真が登場したり、新たなインターフェイスに関する話が出るようになってきた。6月13日から開催される開発者会議WWDC16での新製品発表について、いままでは「よっぽどのサプライズ」という程度だったが、もう少し期待値が上昇している。
発表となれば、開発者はとても喜ぶと思うのだが。
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MacBookのUSB-Cポート |
リークされたMacBook Proのものとみられるシャシーでは、既存のUSBポートが廃止され、MacBookのように、USB-Cポートに統一されるようだ。これは、MacBookが、USB-Cポート1つを搭載してさらなる薄型化を実現したのと同じ戦略だ。
充電もディスプレイ出力も、外部機器との接続も、この4つ(本体左右側面に2つずつ)になるとみられるUSB-Cポートでまかなうことになる。メリットは、前述の薄型化に加えて、左右どちらからでも充電できるようになる点、そして電源・ディスプレイ出力・周辺機器接続を、ケーブル1本で実現することができるようになる点だ。
その一方で、Macの充電ケーブルとして長らく採用されてきたMagSafe2は利用されなくなる。個人的には、若干リスクを感じる変更だ。というのも、ちょっと力がかかると外れる仕組みのMagSafeのおかげで、ケーブルを足で引っ掛けた時のマシン落下を何度も防いでもらっていたからだ。
MacBookで経験済みだが、USB-Cケーブルは割と深く固く接続されるため、MagSafeのようには落下防止の役割を果たしてくれないだろう。
