海外展開も視野に
松田社長は、プレゼンで今後の事業戦略についても触れている。国内だけでなく、アメリカ、イギリス、シンガポール、台湾など海外でも展開を予定。英語、中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など多言語化に対応させる。音声認識に関してはニュアンス・コミュニケーションズ社による技術を採用しており、外国語による留守電メッセージを外国語のままテキスト化させることも可能だという。同氏は「国内外で、2017年末までに販売パートナー100社に提供することで、100万人のユーザー数を獲得していきたい」と意気込んでいた。
このあと、舞台には特別ゲストとして女優の剛力彩芽さんが登壇。「知らない番号から電話があると怖いので、着信があっても電話を取らない。スマート留守電を利用すれば、不安が解消されそうです」と話していた。
キャリアの留守電サービスと併存は?
発表会の最後に質疑応答の時間がもうけられ、松田社長のほか、スマート留守電 販売責任者でソースネクスト 取締役執行役員の小嶋智彰氏、同 執行役員の川竹一氏が記者団の質問に回答した。外国語の対応状況について聞かれると、川竹氏は「現段階で英語は未対応だが、近いうちに対応させたい」と回答。ちなみに、電話をかけてくる人ごとに言語を設定できる仕様になっているという。音声もテキストも保存件数は無制限で、保存期間も無期限となっていることについて、サーバーの管理方法について聞かれると、川竹氏は「サーバーを増設していく」と回答。なお、消したいメッセージがあれば、適宜個別に消せるとのことだった。
通信事業者の留守番電話サービスと併存してしまう場合は、との問いに川竹氏は「他社さんのサービスと併存もできるが、解約していただいても構わない」と回答。松田社長は「お客様が良いと思われる方を選んでいただければ」と答えた。iOS版とAndroid版で値段が違う理由について、松田社長は「同じ価格設定にしたかったがiOS版は価格の幅が決まっており、240円か360円のどちらかを選ぶしかなかった」と裏事情を明かした。