HDDがついに10テラの大台に到達

HGSTとSeagateから、容量10TBを実現した3.5インチHDDが登場した。これまでの最大容量は8TBで、10TBはこれが初めて。HDDの容量が1TBの大台に到達したのは2007年3月のことだった。それから9年がかりで、10倍の大容量化を果たしたわけだ。価格は、HGSTの「HUH721010ALE600」が82,000円~84,000円前後、Seagateの「ST10000NM0016」が81,000円前後。

HDDの容量がついに10TBの大台に。どちらもヘリウム封入モデルだ

HGSTは「Ultrastar He10」シリーズ、Seagateは「Enterprise Capacity 3.5 HDD (Helium)」シリーズと、ともにエンタープライズ向けの高耐久モデル。スペックは似たものになっており、ヘリウム封入技術の採用、250万時間のMTBF、7,200rpmの回転数といった点は共通だ。なお、Seagateからは初のヘリウム封入モデルとなる。

こちらはHGSTの「Ultrastar He10」(HUH721010ALE600)

Seagateの「Enterprise Capacity 3.5 HDD (Helium)」(ST10000NM0016)

高速大容量のポータブルSSD

サンディスクの「Extreme 900」シリーズは、ポータブルSSDのハイエンドモデル。サイズは133.35×82.55×17.78mmとやや大きいものの、最大1.92TBという大容量と、リード/ライトとも最大850MB/sという高速なデータ転送を実現している。インタフェースはUSB3.1タイプC。TSUKUMO eX.での価格は、1.92TBが109,800円、960GBが69,800円、480GBが42,800円。

サンディスクの「Extreme 900」シリーズ。3モデルがラインナップ

耐衝撃性の高いケースを採用。USBケーブルはタイプCとAの2本が付属