「食べられる」という画期的なユーザビリティ
これである。
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お分かりかと思うが、改めて説明させていただくと左からシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドだ。ちょっと光沢が金属のマット仕上げではなくアイシングのミルキーな感じになってしまい、iPhone SEのソリッドな感じが幾分か薄れてしまったが、そのあたりは仕様ということにさせていただきたい。
なお、iPhone SEとこの自作SEのスペック比較も図にしたので、ご覧いただこう。
iPhone SEより55%も軽量化され、なおかつ電源が必要ないのでバッテリー切れの心配がいらない。そして自作SEの最大の特徴は食べられるという点だ。素材として小麦粉、バター、砂糖を使っているのでおいしくないわけがない。出先でもちょっとお腹がすいたなら、すぐにかじってエネルギー補給できるという、従来のスマートフォンと一線を画すユーザビリティがうれしいところである。
この自作SE、ひとつだけ少し惜しい点を挙げるとすれば、「スマートフォンとしての機能がないこと」だろう。しかし、それは些末なことに過ぎない。何せ本端末は、空腹という誰にも起こり得る辛い体験を「甘くておいしい」という最高のエクスペリエンスに変えることができるのだから。