触ってみて、9.7インチiPad Proは、これなら、マイナビニュースくらいの簡単な記事なら、取材先から掲載できるんじゃないかという気がしてきた。先日掲載したiPhone SEと9.7インチiPad Proが発売日のレポート記事も半分以上がiPhone 6s Plusで撮った写真だし、長いテキスト書くのもSmart KeyboardなりApple Pencilがあれば楽になるし(筆者はタイピングが苦手なので、手描き文字のテキスト変換が使えるのは多大なアドバンテージとなる)、撮った写真の加工も「Pixelmator」があれば、余計な写り込みも消せるし、十二分ではないかと。
あんまり余計なこと書くと、ギャラは上がらないのに異様に仕事は増えるという事態を招きそうだが、マイナビニュースの編集部で一人一台配布してしかるべきなのではと思ったほどだ。Wi-Fi+Cellularモデルがあれば、確実に取材記事はいける。
また、教育の現場でさらに活躍しそうだなとも。2.9インチiPad Proを持って通学するのは難儀かもしれないが、9.7インチiPad Proならカバンに入れて運ぶのも、さほど苦にはならないだろう。
出荷時、9.7インチiPad ProにインストールされているiOS 9.3では、1台のiPadを別の時間に別の生徒が使用できる「Shared iPad」機能があり、学習者はデバイスを問わず自分のコンテンツを利用することが可能になるほか、教員向けにアプリの起動やロックを制御したり、生徒が使用中の画面をApple TV経由で教室のテレビに映す機能が提供される。いずれもプレビュー版ではあるが、今後の可能性を大いに感じさせる機能だ。
ビジネスやクリエイティヴ、教育の現場ではもちろん、ホビーなど、幅広いシーンで利用されそうな9.7インチiPad Pro。さまざまなニーズに応えられるポテンシャルを秘めており、これをファースト・コンピュータとして選択するのもアリだと思う。まさに、「究極のアップグレード」にして、「究極のパソコンの置き換え」となるデバイスなのだ。