バッテリーは3~4時間長持ちする

最後にバッテリー性能。

機種名 iPhone 5s iPhone SE
最大連続通話時間 10時間(3G) 14時間(3G)
最大連続通信時間 8時間(3G)/10時間(LTE、Wi-Fi) 12時間(3G)/13時間(LTE、Wi-Fi)
最大連続待受時間 10日間

iPhone SEのバッテリーは、iPhone 5sに比べて最大連続通話時間が4時間、最大連続通信時間が3Gで4時間、LTEとWi-Fiでは3時間長持ちする。最大連続通信時間については、iPhone 6sと比較しても2~3時間程度長い。常にバッテリー切れに頭を悩ませている我々にとって、これはありがたい向上だ。

小さなボディに高い性能を持つiPhone SE

iPhone SEは4インチと本体サイズが小さく、価格も抑えめということから、iPhoneの廉価版という位置付けではないかという見方もあった。しかしそのスペックは、iPhone 6sにも引けを取らない高い性能を持つ製品だ。片手でも操作できる小さなボディに、高速なCPU、画素数が高く性能の良いカメラ、つながりやすい通信機能を持つハイエンドな機種となっている。

iPhone SEの発売にもっとも反応しているのは、4インチを愛するiPhone 5シリーズのユーザーだろう。そろそろバッテリーのへたりも気になる時期であり、バッテリー性能の大幅な向上だけでも買い替えのポイントとなりそうだ。また、大画面の波に乗ったものの、コンパクトな使い勝手が忘れられない人にもおすすめの製品だ。

3月28日17時40分更新

本稿では当初、iPhone 5sにおけるディスプレイのコントラスト比について編集部の誤りから「400:1」と表記していましたが、正しくは「800:1」でした。それに伴い文中の表現も一部変更しております。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位には深くお詫び申し上げます。