今回試用したのは、LAVIE Desk All-in-oneシリーズの中でも最上位のモデルで、CPUに第6世代(Skylake世代)のインテルCore i7-6567U(3.30GHz/TB時最大3.60GHz)を採用したもの。グラフィックスはCPU内蔵のインテルIrisグラフィックス550で、メモリは8GB、ストレージは4TBのHDD(Serial ATA、5400回転/分)を搭載している。
そのパフォーマンスをチェックするため、まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を実行してみたところ、次の結果になった。
WinSAT.exe
そこでまず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を試してみたところ、次のような結果になった。
プロセッサ | 7.6 |
---|---|
メモリ | 8.1 |
グラフィックス | 8 |
ゲーム用グラフィックス | - |
ハードディスク | 5.9 |
スコアを見てわかるように、プロセッサ、メモリ、グラフィックスのスコアが良好だ。特にメモリは従来のDDR3LからDDR4に変わったこともあってか、8.1という高い値になっている。ストレージがHDDのためディスクのスコアが他に比べると今ひとつだが、それでも5を超えており、日常的な作業には十分すぎる性能だ。
次に、PCの総合的な性能をチェックするため、PCMARK 8 Basic Editionを実行してみた。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0
HOME Score | 4114 |
---|---|
Test duration | 37min 59s |
Web Browsing - JunglePin | 0.30783s |
Web Browsing - Amazonia | 0.12987s |
Writing | 4.61294s |
Casual Gaming | 49.63fps |
Video Chat playback 1 v2 Accelerated | 30.01fps |
Video Chat encoding v2 Accelerated | 33.00000ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 0.15802s |
結果を見ると、総合スコアが4000を超えており、非常に高いパフォーマンスであることがわかる。WinSATでもグラフィックスのスコアが高く、統合型GPUとして、一般的なPCに多いIntel HD Graphicsより上位のIntel Iris Graphicsを搭載していることもあってか、Casual Gamingのスコアが高いのが目を引く。
3DMARK
続いて3DMARKも試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が1418、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が6146、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が8751、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が82623となった。ディスクリートグラフィックスを搭載するゲーミングPCなどに比べれば控えめだが、CPU内蔵グラフィックスとしては非常に高いスコアだ。
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
ゲーム系のベンチマークテストも試してみた。まず、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは次の結果になった。
■「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」ベンチマーク結果 | ||
グラフィック設定 | 1,280×720ドット | 1,920×1,080ドット |
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低品質 | 13573(すごく快適) | 9971(とても快適) |
標準品質 | 11924(すごく快適) | 8280(とても快適) |
最高品質 | 10590(すごく快適) | 6745(快適) |
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター
続いて、「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編」では次の通りになった。
■「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果 | |||
解像度/品質 | 1,280×720ドット | 1,920×1,080ドット | |
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標準品質(ノートPC) | 8001(非常に快適) | 4794(快適) | |
高品質(ノートPC) | 4137(快適) | 2180(普通) | |
最高品質 | 4011(快適) | 2155(普通) |
結果を見ると、ファイナルファンタジー XIVクラスのゲームでも、標準品質ならフルHDで快適にプレイできることがわかる。一般的なファミリー向けデスクトップPCの中でIrisグラフィックス搭載製品は少なく、ここまでのスコアはなかなか出にくい。最新の3Dゲームをゴリゴリ動かしたいというのでなければ、十分すぎる性能だ。
CrystalDiskMark
次に、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、図の通りになった。シーケンシャルリードが150MB/s超で、HDDとしてはかなり高速であることがわかる。容量も4TBと大きいので、大容量データを読み書きする映像編集などは、特に快適に行えるはずだ。