露出やWBなど撮影設定を変更しやすい

撮影の基本はオートモードだが、設定メニューからホワイトバランス、ISO感度、露出の変更が可能なのはいい。この設定値はカメラ機能をオフにしても記憶されている。シャッターボタン半押しでAF、全押しで撮影というカメラ機のような撮影に加え、画面をタッチしてAFをあわせてシャッターを切るタッチシャッターも利用できる。

オートモードでは被写体の状況を見て、逆光時など明暗差が大きい場合はHDR撮影、被写体が暗い場合はローライトモードを提案するアイコンが表示される。ワンタッチで簡単にモード切替ができる親切な機能だ。

オートモードでも各種撮影設定を変更できる

マニュアルモードでは、シャッタースピード、ISO感度、露出、ホワイトバランスの設定がアイコン表示されるので、操作に迷わず変更できる。メニュー画面の設定項目が増え、彩度やコントラスト、ノイズ削減といった機能も選べるようになる。

マニュアルモードではより簡単かつ詳細に撮影設定が変更可能

画質に関しては、ワイド端ではスマホカメラとしては一般的なレベル。光学ズームは、ズーミングすると多少の画質劣化はあるが、デジタルズームに比べれば劣化は最小限に抑えられており、十分利用価値がある。なにより、この厚さで光学3倍ズームというのは実用的である。

動画は最高でフルHDまで。動画撮影時の手ブレ補正はHD解像度でしか選択できない。さらに光学式の手ブレ補正ではなく、電子式を利用しているようだ。

感度を変えて撮影してみた。左上から、ISO100/200/400/800/1600/3200。ノイズ低減の設定は0

モード切替では、HDR、美人エフェクト、超解像、タイムシフト撮影などたくさんのモードが選べる。「i」ボタンを押すと各モードの説明を見られるのが親切

左がローライトモードで撮影した写真。右のように普通に撮影すると暗くて判別しづらい被写体を明るく記録できる