露出やWBなど撮影設定を変更しやすい
撮影の基本はオートモードだが、設定メニューからホワイトバランス、ISO感度、露出の変更が可能なのはいい。この設定値はカメラ機能をオフにしても記憶されている。シャッターボタン半押しでAF、全押しで撮影というカメラ機のような撮影に加え、画面をタッチしてAFをあわせてシャッターを切るタッチシャッターも利用できる。
オートモードでは被写体の状況を見て、逆光時など明暗差が大きい場合はHDR撮影、被写体が暗い場合はローライトモードを提案するアイコンが表示される。ワンタッチで簡単にモード切替ができる親切な機能だ。
マニュアルモードでは、シャッタースピード、ISO感度、露出、ホワイトバランスの設定がアイコン表示されるので、操作に迷わず変更できる。メニュー画面の設定項目が増え、彩度やコントラスト、ノイズ削減といった機能も選べるようになる。
画質に関しては、ワイド端ではスマホカメラとしては一般的なレベル。光学ズームは、ズーミングすると多少の画質劣化はあるが、デジタルズームに比べれば劣化は最小限に抑えられており、十分利用価値がある。なにより、この厚さで光学3倍ズームというのは実用的である。
動画は最高でフルHDまで。動画撮影時の手ブレ補正はHD解像度でしか選択できない。さらに光学式の手ブレ補正ではなく、電子式を利用しているようだ。