Appleは、本気で、Apple Payの普及に取り組もうとしている。
Apple Payは、iPhone 6シリーズ、iPad Air 2 / iPad mini 3以降、Apple Watchで利用できるモバイル決済システムだ。iPad Proでも利用可能で、噂されている新型4インチサイズのiPhoneへの対応も確実視されている。
今後Appleが販売するモバイルデバイスは、Apple Payが利用可能であるもののみになっていくかもしれない。そして、このモバイル決済が利用できる地域を、世界へ広げていこうと考えている。2014年10月に米国でスタートし、2015年夏からは英国でサービスが始まった。その後もカナダで、そしてオーストラリアに続き、2016年2月に中国でサービスがスタートした。
中国ではUnionPayとの提携によって、Apple Payのサポートを実現しており、たった2日間で300万件の新規登録が行われている。中国国内での利用はもちろんだが、中国におけるiPhoneユーザーの属性から考えると、世界中へ旅行する人々の利便性向上が、Apple Payの魅力を作り出していくだろう。