ちなみに仕様上では、バッテリはJEITA 2.0で約4.9時間の駆動が可能となっている。そこで、画面の輝度を25%に設定してバッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみたところ、4.1時間の駆動が可能だった(なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている)。
4K解像度の高精細ディスプレイは、25%の低輝度でも通常使用の視認性に問題はないが、輝度を50%まで上げれば駆動時間はさらに少なくなるだろう。とはいえ、モバイルで使うタイプの製品ではないので、緊急時の予備として考えれば十分すぎると言えるだろう。
インテリアに調和するデザインが魅力
4K液晶ディスプレイを搭載し、Skylake世代のクアッドコアCPUを採用するなど、よりパワフルになった新生GRANNOTE「LIFEBOOK AH90/X」。単に高精細なディスプレイを搭載しただけでなく、「ブルーライトカットモード」や「あわせるビュー」など使いやすさに重きを置いた機能をきちんとのせてくるところが、「ヒューマンセントリック(人間主体)」を基本とする富士通らしいところで、40代~50代の大人向けという製品コンセプトにも合致している。本体デザインもより一層洗練され、前モデルと比べ製品としての完成度は非常に高いといえるだろう。
ネックになるとすれば20万円を超える実売価格だが、性能の高さや本体のデザイン、質感を考えればコストパフォーマンスは決して悪いわけではない。大人世代のユーザーにぜひ注目してほしいノートPCだ。
製品名 | LIFEBOOK AH90/X |
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CPU | Intel Core i7-6700HQ(2.60GHz) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 1TB HDD |
光学ドライブ | BDXL対応ブルーレイディスクドライブ |
グラフィックス | Intel HD Graphics 530(CPU内蔵) |
ディスプレイ | 15.6型ワイド(3,840×2,160ドット) |
バッテリ駆動時間 | 約4.9時間(JEITA 2.0) |
インタフェース | USB 3.0×3、USB 2.0×1、HDMI×1など |
カードスロット | SDXC対応カードスロット |
ネットワーク | IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T準拠の有線LAN、Bluetooth 4.1、NFC |
本体サイズ、重量 | W378.0×D256.0×H25.7~27.4mm、約2.5kg |
OS | Windows 10 Home 64bit |
店頭価格 | 税別204,800円前後 |