富士通の「LIFEBOOK AH90/X」は、「GRANNOTE」の愛称で親しまれた15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH90/P」の後継機。前モデルから筐体デザインを含めて全面的な刷新が行われており、よりパワフルで洗練された印象になった。
なかでも注目したいのが同社初の4K解像度(3,840×2,160ドット)に対応した液晶ディスプレイを搭載している点だ。今回は、その実機をいち早く試すことができたので、製品の特徴や使い勝手、PC本体のパフォーマンスなどを紹介していこう。
■主な仕様 [製品名] LIFEBOOK AH90/X [CPU] Intel Core i7-6700HQ(2.60GHz) [メモリ] 8GB [ストレージ] 1TB HDD [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ [カードスロット] SDXC対応カードスロット [ディスプレイ] 15.6型ワイド(3,840×2,160ドット) [OS] Windows 10 Home 64bit [店頭価格] 税別204,800円前後
デザイン刷新、ガラス調キーボードに注目
GRANNOTEは、もともと50~60代のアクティブな大人世代をターゲットにしたプレミアムノートで、"モノ"にこだわりを持つユーザーの心をくすぐるような上質なデザインが採用されていた。
2016年1月18日に発表された新しいLIFEBOOK AH90/Xも基本的な路線は同じだが、デザインの洗練度が増して40代くらいの比較的若い世代にもアピールする製品に仕上がっている。
特に印象的なのがキーボード面で、パームレストとキーボードの境界部分に段差が設けられ、これがデザイン上のアクセントになっている。また、スピーカー(ハイレゾ対応のオンキヨー製)はカバー部に高級オーディオのような金属製のメッシュ加工が施された。
キーボードはサイドがガラス調の「プリズムクリアキー」を採用しており、バックライトが点灯すると少し緑がかった光がキーを彩ってエレガントな趣を漂わせる。ちなみに、キーボード面はマット調のシルバー塗装が施されており、指紋などの汚れが目立ちにくいのも好印象だ。