LG CAM Plus
単なる交換可能なバッテリというだけでなく、ほかの機能を備えたモジュールを装着することで、機能拡張できるのが、この「モジュラー型」と呼ばれる理由だ。今回、アナウンスされたのはカメラモジュールの「LG CAM Plus」、DACモジュールの「LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY」の2種類。
LG CAM Plusは、カメラのグリップのように本体背面に膨らみを持たせることで、スマートフォンのカメラを利用する際に持ちやすくし、さらにカメラの起動、撮影が簡単に行えるというモジュール。CAM Plusにはバッテリモジュールと同様にバッテリを備えており、それを本体に装着する形。容量は1,200mAh。
G5自体もカメラ機能に特徴があり、画角の違う2つのレンズを搭載する。1つは人間の視野よりも広いという135度をカバーする広角レンズで、もう一方は焦点距離が長いレンズを搭載。それぞれ800万画素、1,600万画素と画素数が異なるが、2つのレンズがシームレスに切り替わることで、疑似的なズームレンズとして動作する。2つの焦点距離の間はデジタルズームになるようだ。
CAM Plusのダイヤルを回すことで滑らかにズーミングでき、2つのレンズを使っているとは思わせない、シームレスな動作をする。レーザーを使った高速なAF、4K動画の撮影機能などの機能も備えている。
LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY
LG Hi-Fi Plus with B&O PLAYは、ハイレゾオーディオに対応したDAC機能を備えたモジュールで、B&O PLAYとのコラボレーションで開発されたもの。32bit/384kHzのハイレゾ音源をサポートし、高音質な音楽を楽しめるようになる。
こうしたモジュラー型による機能拡張が、G5の最大の特徴だ。冒頭、同社のMobile Communications Companyのプレジデント兼CEOのJuno Cho氏は、「スマートフォン時代は終わったのか?」という質問に対し、G5の機能やデザイン、性能、そして拡張性といった点をアピール。続けて「スマートフォン時代は終わっていない」と強調していた。