続いて高DPIへの対応だが、4Kなどの高解像度で画面サイズが小さいときに(Windowsの表示設定が100%より大きいとき)、きれいに表示できるようになった。既に前バージョンの「一太郎2015」でも対応していたが、最新の一太郎2016ではさらに対応度が高くなっている。ツールボタンやフォントなど各所を高DPI化し、画面をスケーリングしないため、文字がにじんだりグラフィックが崩れたりといった現象が基本的には発生しなくなった。
ただし、万全ではない。一太郎シリーズは多くのショートカットキーを供えているが、筆者が確認したところ「Ctrl」キーや「Shift」キーなど特定のキーを押し続けると現れるポップアップは高DPIに対応していなかった。こちらもぜひ早期に対応させてほしいところだ。