タブレット単体のサイズは、幅292mm、奥行き192.5mm、厚さ7.6mmとなっており非常にスリム。搭載する液晶ディスプレイは11.6型ワイドのノングレアパネルで、解像度はフルHD(1,920×1,080ピクセル)。付属のモバイルパワーキーボードに装着して閉じた状態では、幅294mm、奥行き206.5mm、厚さ13.4~17.9mmとなる。
NECパーソナルコンピュータでは、この薄型軽量ボディを実現するため、タッチフィルムの方式や液晶バックライトフィルムの材質などまで見直して開発したそうだ。また、ケースや内部フレームにマグネシウム合金やマグネシウム・リチウム合金などの軽量で丈夫な金属を使用して剛性を高めているという。薄く軽くてもチープな雰囲気ではないし、カバンに無造作に入れて持ち運んでも心配いらないくらいのタフさが感じられる。
なお、付属のモバイルパワーキーボードは、ヒンジ部に溝状のDocking Boxがあり、そこに本体を差し込むことで簡単に固定することができる。スライドスイッチのようなロック機構はなく、本体を逆方向に引っ張るだけで取り外せるが、接着力はわりと強い。本体を逆さにして揺らした程度でキーボードから外れてしまうことはないし、外す時もキーボード部を押さえながら本体を引っ張る形で両手が必要だ。
ちなみに、このキーボードはディスプレイを開くとDocking Boxがリフトアップしてキーボードに適度な傾斜がつく仕組みになっている。その際、ディスプレイを大きく開いても後ろに倒れにくいのが好印象だ。