――それでは後篇を観るにあたって、一番注目してほしいポイントはどこですか?
高木「私はI-1clubのしほっち(岩崎志保)が見所だと思っています。福岡に行った後のしほっちに注目してください」
田中「前篇でも『少女交響曲』で菜々美と実波けっこうフィーチャーされていましたが、後篇では2人の関係がより深まっているので、そこを観てほしいと思います」
青山「予告編で菜々美ちゃんが泣いていましたが、後篇は涙がそこかしこで見られるので、そういった人間味のあるところを観てほしいです。アイドルは泣かないし汗もかかない、みたいなところもありますが、WUGならではの人間らしさに注目していただけるとうれしいです」
奥野「私は『Beyond the Bottom』の曲ができあがるまでの経緯に注目してもらいたいです」
吉岡「しほっちと真夢が再会するシーンは、すべてのシーンの中でもけっこうアフレコの回数を重ねたシーンで、自分としても良いシーンになっていると思いますので、そこを観ていただきたいと思っています」
永野「今回は久海菜々美ちゃんにスポットが当たっていて、それを支えるメンバー……軸になるメンバーがいるのですが、それ以外のところで支えているメンバーの姿もしっかりと観ていただけたらうれしいです」
山下「久海菜々美ちゃんのことはみんなが言ってくれたので、私は大田さんに注目してもらいたいです(笑)。大田さんがひとつ大きなことをしてくれるのですが、けっこう現実とリンクしている部分もあったりするので、そこを楽しみにしてほしいです」
――「Wake Up Girls!」が結成されて2年経ちますが、この2年間で成長したと思える部分はありますか?
高木「まずは学生でなくなったことです。最初は半分以上が高校生だったのに、いまや半分が二十歳を超えていて(笑)。そういう意味で、少し大人になったのではないかと思っています」
田中「学生の頃は、何でも楽しければいいやって感じの子だったのですが、こうしてお仕事を始めて、家族からも『しっかりしたね』って言われるようになったので、そこが成長したところかなって思っています」
青山「この2年間で、私はすごく髪の毛が成長しました(笑)。めっちゃ伸びたので、そこが成長したところかなって思います」
奥野「メンバーのみんなとちゃんと仲良く話せるようになったところかな? 最近は少しずつですが自分を出せるようになってきたと思います」
吉岡「後篇を観て、最初の頃とは全然違うなって思いました。最初から上手かったメンバーもいますが、総じてみんな上手くなっているのではないかと客観的に感じました」
永野「私も最初の頃と比べて、いろいろな意味で自分を出せるようになったのがすごく大きいと思います」
山下「私はすごく緊張してしまうタイプなのですが、最近は良い緊張感でステージに向かえるようになりました。デビューした頃は緊張し過ぎて、前も見えないような感じの中、踊ったり歌ったりトークしたりしていたので、そこは成長しているなって思います」
――それでは2年間付き合ってきた自分のキャラクターに一声かけるとしたら?
高木「私が演じる岡本未夕ちゃんは、いつも元気で、何事も前向きで、明るい方向に持っていく子なので、つらい時には本音を出してもいいんだよって言ってあげたいです」
田中「とりあえず、『今年もお疲れ様、来年もよろしく』って言いたいです」
青山「私も『お疲れ様』ですね。けっこう抱え込みやすいところが七瀬佳乃にはあるので、そのあたりは『お互いに発散していこうぜ!』って言いたいです」
奥野「眉毛、太くなったのはどうして? って聞きたいです(笑)」
吉岡「やっといろいろ背負っていたものから解放されてきて、最近はいろいろな表情を見せてくれるようになったので、来年はもっとたくさんの表情を見せてほしいなって思います」
永野「『よくWUGを辞めずに頑張ったね』って言ってあげたいです。あとは、せっかく辞めずに頑張ったのだから、次はダンスのクラスが上がれるようにもっと頑張ってねって(笑)」
山下「菜々美ちゃんは続・劇場版でひとつ成長したので、成長した菜々美ちゃんをもっとたくさんの人に見てもらえるように、一緒に頑張ろうねって言ってあげたいです」