キヤノン「EOS M10」は、EOS Mシリーズでは4機種目となるミラーレスカメラだ。3月に発売された「EOS M3」の下位製品であり、女性を中心としたカメラ初級者を主なターゲットにしている。その機能と操作性、画質はどうなのか。実写レビューをお伝えする。
ジャケットやグリップで自分好みに
まずはEOS M10の外観を見てみよう。ボディは、レンズマウントを中央付近に配置したシンプルな横長形状となっている。「EOS M3」とは異なりグリップ部の膨らみはなく、「EOS M2」や「EOS M」のような前面の指掛かりもない。その代わり、オプションのフェイスジャケットや外付けグリップを利用して、外観を自分好みにコーディネートできることが特徴だ。
キヤノンオンラインショップでは、カラフルな7種類のフェイスジャケットや2種類のグリップが限定発売されている。レギュラー商品として、落ち着いた色のボディジャケットやネックストラップなども発売中だ。
外形寸法は幅108×高さ66.6×奥行き35mm。本体重量は約265gで、キット付属の標準ズームレンズ装着時は約431g。気軽に持ち運べるサイズと重量といっていい。