すべての弱点を克服して「g05」登場

そして、話のバトンはポータルサービス部門長鈴木基久氏に移り、「gooのスマホ」の最新モデルとなる「g05」の話が始まった。

NTTレゾナントのポータルサービス部門長鈴木基久氏

鈴木氏は、「今回の説明会のテーマはスマホを中心とした“おもてなし”。新サービスによってサイトは使えば使うほどユーザーにフィットするようになった。これはユーザー一人一人をおもてなしすることになる」と挨拶。続けて、「我々が目指すのはPTP、パームトップポータル、つまりスマホでユーザー一人一人の手のひらをポータルとして、“おもてなし”したい」と語った。

スマホをポータルとして“おもてなし”していく

これまで、同社では「gooのスマホ」として「g01」「g02」「g03」「g04」を投入している。鈴木氏は、これらが予想以上に好評を得ているとしながらも、それぞれの端末の弱点として「g01はボディが厚い」、「g02はカメラがイマイチ」、「g03はストレージが16GBでは足りない」、「g04はインカメラ弱い」などがユーザーから挙げられていると話した。また、女性ユーザーに比べ男性ユーザーの方が多かったというデータも合わせて紹介した。

これまでの「gooのスマホ」4機種

「gooのスマホ」に限らずSIMフリースマホも男性ユーザーが多いという

そこで、NTTレゾナントでは、女性ユーザーに訴求すべく、女性がスマホを選ぶのに重視する「色・デザイン」「カメラ」「記憶容量」に力を入れた「g05」を開発したという。

女性が重視するポイントを踏まえて開発された「g05」

ボディカラーは、「ホワイト」「黒」「シトラス」の3色。シトラスがややポップで女性向けであると思わせる。ディスプレイは5.0インチで、現在主流のスマホと比べるとやや小柄に見える。ベゼルは2.25mmと非常にスリムな仕上がり。フロント、リアは両面ガラスコーティングでエッジ、側面が2トーン加工アルミフレームと、なんとなくiPhoneを思わせるようなスタイリッシュなデザインだ。

カメラは、最先端レベルの1,300万画素だが、メインカメラだけでなく、インカメラも1,300万画素なのはほかに例がない。セルフィー好きの女性には魅力的に映るだろう。さらにこのインカメラにはLEDフラッシュライトが搭載され、暗い場所でもセルフィーが楽しめる。

インカメラ1,300万画は他の追従を許さない

ストレージは32GBで最大32GBのmicroSDHCにも対応するという。iPhoneの主流が64GBモデルであることを考えると十分だといえる。この基本スペックに加えて、セキュリティ機能として「指紋認証」と「網膜認証」を搭載する。

「NTT コムストア by goo Simseller」であれば価格は3万9800円

ちなみに販売は従来のオンラインショップのgooシムセラー、NTTコムストアに加え、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店でも販売される。

***

発表会後のタッチ&トライで実機を試してみたところ、質感が高くオシャレな印象。これなら女性にも選ばれやすそうだ。

ホワイトモデルの正面。ホームボタンは物理ボタンになっている

清潔感があるホワイトモデルの背面

ブラックモデルの背面はツヤツヤで鏡のようだ

ホワイトモデルのサイド。質感が高くオシャレだ

ブラックモデルのサイトはマット仕上げで質感が高い

3色の背面