NTTレゾナントは8日、2015年度下期事業説明会を開催し、同社が販売する「gooのスマホ」の第5弾としてZTE製Androidスマートフォン「g05」を発表した。本稿では、説明会の模様をレポートする。

NTTレゾナントは2015年度 下期事業説明会を開催した

まずは代表取締役社長の若井昌弘氏が2015年度下期の事業説明を行った。

NTTレゾナント代表取締役社長の若井昌弘氏

若井社長は、「本年4月にリリースしたgooスマホは高い評価を得ることができ、その勢いを止めないように新しいビジネス展開をしていきたいと考えている。下期はgooサービスを軸とした事業領域拡大を図っていく」として、下期の事業について説明を始めた。

若井社長によると、下期はユーザーの行動を支援する「サービス」、ノウハウ資産を活かした「ソリューション事業やグローバル展開」、サービスを支える「先進的な技術」、「gooのスマホをベースにした「端末」といった4つの柱を中心に事業展開していくという。

「教えてgoo」の強化

NTTレゾナントでは、先の「サービス」向上の一環として「教えてgoo」を強化していく。

教えてgoo

具体的には、様々なWebサービス上で「教えてgoo」が利用できるようになるというもの。これまでは、疑問を抱くことがあっても、gooのサイトにアクセスしないと解決できなかったが、閲覧しているサイトにQAサービスが追加されワンストップで悩みが解決する。

わざわざgooのサイトを開くことなくワンストップで悩みが解決する

この仕組みは、Webサービス・アプリ事業者の方々に「教えてgoo」のAPIを無償提供することで実現した。岩井社長は、「(提供する)内容としては3,000万件のQAデータ、投稿データ、教えてgooの投稿監視機能など。第1弾として11社にサービスを提供する。今後は、100社への提供を目指し、広くパートナーと提携していきたい」とアピールした。

「教えてgoo」のAPIを無償提供