PowerDirector 14でハイフレームレートの動画を編集する機能が、新たに搭載されたアクションカメラセンターだ。主な機能は以下の通り。

  • 広角レンズ補正(各種レンズプロファイルに対応)
  • 手ぶれ補正
  • スピードコントロール
  • ストップモーション
  • イーズイン&アウト
  • リピート再生

さて、ここではiPhone 6sで撮影した240fpsの動画をアクションカメラセンターで編集してみよう。ハイフレームレートなので、スロー再生することで、その違いなどがわかりやすいだろう。PowerDirector 14を起動し、iPhone 6sで撮影した240fpsの動画を読み込む(図5)。

図5 240fps動画の読み込み

画面中央部にある[ツール]から[アクションカメラセンター]を選ぶ。

図6 アクションカメラセンター

[補正]タブでは、レンズ補正や手ぶれ補正のメニューが並ぶ。[エフェクト]タブを選ぶと、スピードコントロールやストップモーションなどが行える。タイムシフトを選び、範囲を設定する。

図7 選択範囲が黄色で表示

[可変速]でスローの度合いを設定する。再生速度が自動で減速、加速する[イーズイン]、[イーズアウト]は、再生速度が変わる箇所で滑らかに変化する。[OK]の選択で編集画面に戻るが、スローを入れたことでタイムラインの時間が長くなっている。

図8 スロー設定後の編集画面

出力は、プロファイルの設定でフレームレートを240fpsのままにした。

図9 画質/音質プロファイル

あとは、コーデックなどを適切に設定する。

図10 出力設定

以上で、完了だ。この動画は10秒程度なので、そんなに時間はかからなかった。

図11 出力中