オーバーヒートが気になるXperia

続いて、CPUや内蔵メモリを見ていこう。

機種名 Xperia Z5 Compact AQUOS Compact arrows Fit
CPU MSM8994(オクタコア、2GHz+1.5GHz) MSM8992(ヘキサコア、1.8GHz+1.4GHz) MSM8916(クアッドコア、1.2GHz)
内蔵メモリ 2GB 3GB 2GB
ストレージ 32GB 16GB 16GB
外部ストレージ microSDXC(200GB) microSDXC(200GB) microSDXC(128GB)

CPUに関しては、XperiaがMSM8994(オクタコア、2GHz+1.5GHz)。これに対して、AQUOSがMSM8992(ヘキサコア、1.8GHz+1.4GHz)、arrowsがMSM8916(クアッドコア、1.2GHz)。

オクタコア、ヘキサコア、クアッドコアとかなりのパフォーマンスの違いがありそうだが、日常的な使い方では意外にクアッドコアのarrowsも十分に使える印象だ。

それに、「Xperiaは高性能だからナイス!」というのは、必ずしも正しくないかもしれない。実際、前の世代のXperiaはオーバーヒートの噂がかなりあった。そんなオクタコアCPUを詰め込んだコンパクトモデルでは、やはり、オーバーヒートが気になる。

もしかしたら、Xperiaが解像度の高いフルHD(1,080×1,920ドット)ではなくHD(720×1,280ドット)ディスプレイを搭載しているのは少しでも発熱を下げるためなのでは、と勘ぐってしまう。

内蔵ストレージ/メモリは、Xperiaが32GB/2GB、AQUOSが16GB/3GB、arrowsが16GB/2GB。どの機種もmicroSDXCに対応しているので、写真などはそちらに保存できるとして、内蔵ストレージが大きく使い勝手で余裕がありそうなのはXperiaだろう。

AQUOSは唯一、メモリを3GB搭載しているので、複数のアプリを同時に起動しても快適性が保てそうなのがいい。arrowsはヘビーユーザーでなければ、問題にならない程度のキャパシティに抑えている。