スタートから白熱した予選とカラフルなショーケース
13時30分のオープニングは、CAPLIOREのDOUBLE DUTCH SPECIAL SHOWでスタート。リニューアル後のREAL TOUGHNESSでは、ショーケースの数がグッと増加。バトルが行われる3競技以外にも「これほどあるのか」と、ストリートを発祥とする表現の奥深さやバリエーションを、目にも楽しい形で伝えてくれる。
バトルは国別対抗戦となり、各国のフラッグが先導するなか、選手が入場する様子はさながら小さな国際大会のよう。2020年・東京五輪の前哨戦とは言い過ぎかもしれないが、例年以上のワクワクを感じさせてくれた。
タイムスケジュールは、BMX STREET予選 → BABY-G GIRLS DANCE SHOW → BREAK DANCE予選 → DMC JAPAN FINAL CHAMPION SET → SKATEBOARD予選 → STONP OR DIE FILM PRESENTATION by STONP、POW! WOW! JAPAN ART PROJECT、KING OF COLLEGE FINAL。ショーケースに挟まれる形で予選が進み、決勝を目指すという流れだ。
BMX STREETでは、日本やイギリス、ドイツ、アメリカの4カ国から各国2人が参加。ハバレッジやステア、ハンドレール、クォーターランプなどのセクションをいかして9分間のジャムセッションを行う。判定は、タフさ・難易度・メイク率・スタイル・オーディエンスからの反応を総合して行われる。
予選の第一戦は日本vsアメリカ。序盤はゆるやかな展開だったが、今大会最年少の13歳、中村輪夢(りむ)がノーハンドや180°などの技をアグレッシヴに試していたのが印象的。一方、予選から大活躍だったのがUSAのデボン・スマイリーだ。長いコンボでトリックを成功させたり、ウォールライドからジャッジ席にバイクを引っ掛けたりと、大技かつアピール力の高い技を見せた。比嘉翔太も果敢に挑戦したが、アメリカが3対0で勝利、決勝にコマを進めた。
続く第二戦は、ドイツvsイギリス。ドイツはダイナミックな技を連発するブルーノ・ホフマン、コーピング(ウォール前のエッジ)を使った得意のグラインド技を見せたフェルナンド・ラッコと初戦から絶好調。一方のイギリスは、オーリー・シールズがバランスを駆使した大技を披露。MCノブいわく「似たもの同士のチーム対戦」だったが、結果は3対0でドイツが勝利。アメリカvsドイツの決勝戦が決まった。