キャラクター設定は?
"中の人"のキャラクター設定はどうしているのか。また、誤爆の危険性はないのだろうか。ヤマハ発動機は「素で運営している。個人的に好きな下ネタのボケを、公式アカウントでしないように気を付けている」。東急ハンズは「最初はキャラ設定に悩んだが、仮面をつけてやっていくのは辛い。いまは素のままでやっている。ただ、誤爆しそうになることは日常茶飯事」と回答。電車内から個人アカウントのつもりで、"男の子は、先頭車両からの風景が大好き"とつぶやいてしまったこともあるが、逆にそれをきっかけにタイムラインを盛り上げることもできるから恐れないという。
ゆるいツイートの必要性は?
ゆるいツイートの必要性については、どう考えているのだろうか。角川春樹事務所(ポップティーン)は「信頼があってこそ成り立つもの。それがないと、悪ふざけにとられてしまう」と回答。フォロワーの生活時間帯に合わせて遅い時間にあえてツイートするなどの工夫もしているという。ヤマハ発動機は「モーターショーのコンパニオンのようなもの。いないよりは、いた方がいい。それくらいのものでは」と話した。
メンタルの維持
"中の人"といっても、同じ人間だ。思わぬ批判などを受けて、凹むこともあるだろう。"中の人"のメンタルの保ち方について、Twitter Japanの櫻井氏は「ある芸能人が一時期、叩かれていた。叩いていたフォロワーさんに話しかけてみたところ、両親が離婚してムシャクシャしていたらしい。その後、謝りたいというリプライがあった。そのとき個人的に思ったのは、人が何気なく発したツイートを、額面通りに受け止めることが正しいのかどうか、ということ。皆それぞれ、人には言えない個人的な事情を抱えている。そう考えると、Twitterを続けていくのがちょっと楽になるかも知れない」と参加者にアドバイスを送っていた。