米Googleは29日(米国時間)、Nexusブランドのスマートフォン「Nexus 6P」を発表した。最近のNexusはNexus 4/5と5インチ級モデルだけだったが、昨年末、ややディスプレイが大きな「Nexus 6」が投入された。6インチ級ディスプレイ搭載モデルだ。
この数年、次から次に大型ディスプレイのスマホが多くのメーカーから発売されていたので、その市場に対応するためのモデルなのだろう。そして、Nexus 6の後継機となる「Nexus 6P」が登場した。今回はこのNexus 6PがNexus 6からどう進化したのか、スペックを比較して検証していきたい。
ディスプレイは若干小型に
まずは、ディスプレイを見ていこう。
機種名 | Nexus 6 | Nexus 6P |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 5.96インチ | 5.7インチ |
ディスプレイ解像度 | 2,560×1,440ドット(493ppi) | 2,560×1,440ドット(518ppi) |
Nexus 6のディスプレイサイズと解像度は、5.96インチ、2,560×1,440ピクセル。ディスプレイ自体はAMOLED、つまりは有機ELなので、液晶ディスプレイと比較してコントラストが高く、発色がいいなど、表示能力に優れている。ちなみにドット密度は493ppiになる。このドット密度はかなり精細だ。
これに対して、Nexus 6Pでは同じドット数の2,560×1,440ドットでサイズが一回り小さい5.7インチになった。言うまでもなく有機ELであることは継承されている。ディスプレイが小さくなったことで、ドット密度は518ppiとさらに精細になった。
そして、6Pのディスプレイではさらに指紋や汚れが付きにくいコーティングが施され、美しい状態を保てるようになっている。