ストレスなく合焦するファストハイブリッドAF
操作面では、AFのスピードアップに注目したい。位相差検出方式とコントラスト検出方式を併用する「ファストハイブリッドAF」の搭載や、動体予測AFのアルゴリズム改良などによって、既存モデルα7RからAF性能が大きく進化。試用では、動きのある被写体や多少薄暗いシーンでも大きなストレスを感じることなく、スムーズに合焦するAFを実感できた。
また、オプションのマウントアダプター経由で同社のAマウントレンズ装着した場合や、市販のAF対応アダプターを使って他社マウントレンズを装着した場合でも、実用的なスピードでピントが合う。もちろん、純正のEマウントレンズを使うのがいちばん快適だが、それ以外のレンズを有効活用したい人にとってもうれしいポイントだ。
そのほかの注目機能としては、電子シャッターによって操作音をほぼ無音にできるサイレント撮影や、最高4.5段分の効果を誇る5軸対応のボディ内手ブレ補正、カメラ内で連続して最長29分まで記録できる4K動画モードなどを搭載している。また、背面のコントロールホイールやカスタムボタン、十字キーのそれぞれに好きな機能を割り当てられるなど、操作を細かくカスタマイズする自由度は高い。