液晶ディスプレイには、解像度1,280×800ドットのタッチ対応IPSパネルを採用している。低価格モデルにありがちな映像の青被りはまったく感じられず、色合いは極めて自然だ。さらにコントラストが高くメリハリが利いているので、解像度は低めながらも、細部まで精細に映しだされているように見える。

液晶ディスプレイの解像度は1,280×800ドット。自然な色合いでコントラストの高いIPSパネルを採用している。写真ではやや青みがかっているように見えるが、実際の映像では青被りは感じられない

IPSパネルは広い視野角が特徴だが、HP Pavilion x2では気持ち狭いかなと感じた

キーボードは83キー構成で、標準的な日本語配列を採用している。10.1型の本体なのでキーが小さくて使いづらいかと心配だったが、キーピッチは約17.3mmと比較的大きく、実際には意外とスムーズに入力できた。BackSpaceキーやEnterキーはかなり小さいのだが、右端にあるため間違ってほかのキーを押してしまうこともなく、普通に使える。

HP Pavilion x2のキーボード。BackSpaceキーやEnterキーに加え、カーソルキーの上下も小さくなっている。10.1型向けであるため、ある程度小さくなってしまうのは仕方がないだろう

少々気になったのは、キータッチがかなり軽い点だ。キーストロークは約1.5mmと、軽量薄型ノートPCとしては標準的なのだが、キー入力時のクリック感が弱く、押したのか押していないのか微妙なときがあった。慣れれば問題なく使えるとは思うが、個人的にはもう少しクリック感があったほうが軽快に入力できる気がする。

キーストロークは約1.5mm。タッチが軽い気もするが、長時間使っても疲れにくい効果があるので、そのあたりは好みの問題だ。ヒンジ部分によってキーボード全体が入力しやすい角度に傾斜しており、キーを強く押しても大きくたわむことはなかった