A8プロセッサ搭載でCPUの速度が30%アップ
また、iPad mini 4で注目したいのはminiシリーズとしては初のA8プロセッサとM8モーションコプロセッサ搭載という点だ。Appleによると、これによりA7チップに比べてCPUの性能が30%、グラフィック処理の性能が60%速くなっているという。
iOS 9ではiPad用機能として、今使っているアプリと別のアプリをスライドで開閉できる「Slide Over」、画面を2分割して、2つのアプリを同時に表示および動作させるマルチタスク機能「Split View」、ビデオ画面をディスプレイの隅に移動させる「ピクチャ・イン・ピクチャ」といった3つの機能が搭載される。
iPad mini 4はA8チップを搭載したことで、miniシリーズでは唯一これらの3機能の利用が可能。iPad mini 3もiPad mini 4も、画面サイズこそ7.9インチ Retinaディスプレイで画素数も解像度も同じだが、4では2つのアプリを同時利用ができて高解像度ディスプレイを活用することが可能になった。
■CPU、ストレージ、ディスプレイの違い
画素数、機能ともに向上しているカメラ性能
続いてはカメラにおける性能を比較してみよう。
背面のiSightカメラにおいては画素数が5メガピクセルから8メガピクセルに向上している。前面のFaceTime HDカメラはどちらとも画素数が1.2メガピクセルと同じであるものの、Appleによるとセンサーの強化などで明るさが足りない場所における撮影の性能が向上しているという。
加えて撮影における機能も追加されている。 FaceTime HDカメラとiSightカメラには連続で写真撮影ができるバーストモードが、ビデオ撮影ではスローモーションビデオを追加。従来のHDRやパノラマ機能、そしてビデオのタイムラプス機能と併せて多彩な撮影方法が選択できるようになった。
■カメラの違い