米Microsoft Windows Brand & Product Marketing担当 ジェネラルマネージャーのJeremy Korst(ジェレミー・コースト)氏

続いて、米MicrosoftのJeremy Korst氏が「Windows 10+デバイス」を解説。Windows 10は、より自然な操作性とモビリティ性に加えて、高いデータ保護機能によってユーザーにも管理者にも愛されると自信を語る。

ビジネスにとってのWindows 10には、4つのメリットを挙げる。1つめは、なじみあるUIとWeb画面にメモ書きできるWebブラウザのEdgeや、Continumm(for Phone)による使い勝手の良さ、Cortanaのような機能によって効率的に多くの作業が行えること。

2つめはセキュリティ対策だ。Windows Haloのようなパスワードからの脱却、認証情報の分離・保護、機密情報をポリシーで自動的に保護可能なEnterprise Data Protection、信頼できるプログラムしか動作させないSecure Boot Device Guardなどがある。

企業がWindows 10を導入する4つの理由

ContinuumやContinuum for Phoneのように、状況に応じて自動的に最適な状態で利用可能

企業に対するサイバー攻撃が現実のものとなり、的確な防御策が望まれる

生体認証や安全な認証方式が必要

企業データを自動的に暗号化可能なEnterprise Data Protection。ポリシーによって設定可能

3つめは、Windows 10が多彩なデバイスで動作すること。従来型のデスクトップPCやノートPCに加え、2in1デバイス、スマートフォン、Surface Hubやhololensのような革新的なデバイスで、Windows 10が動く。いわゆるヘッドマウントディスプレイのhololensに関しては、建築業界での応用を紹介。図面では把握しにくい建築現場で、図面をもと3D化した「完成イメージ」を投影するというものだ。

4つめは、効率的なアップグレードや統合されたMDM、そして継続的なアップグレード。これにより、常にセキュアで最新のOS環境を保ち、コスト削減にもつながる。

今後発売される新デバイス。Surface Hubは9月3日から日本で予約を開始した

まだ実際のデモが行われないhololensだが、新ビデオを上映

建設業界でのhololens応用。設計図面を3D化したり、マウス操作で変更可能

図面からでは判断しにくい状態を把握できる

建築現場でhololensを使うと、完成予想を目の当たりにできる