日本はデジタルミュージックが普及していない?
まずはGoogleのGoogle Play Musicパートナーシップ担当ディレクターであるサミ・ヴァルコネン氏が話を始めた。世界市場ではGoogle Play Musicの登録者数がこの1年間で倍増したという。
同氏によれば、日本は音楽市場自体は世界2位という大きなものであるのに対し、そのなかでのデジタルコンテンツは17%程度と小規模だという。デジタルマーケットも大きいアメリカなどとはコントラストをなしており、イギリスなどではデジタルが47%ものシェアを持っている。
Google Play Musicは現在59カ国で提供されており、日本は60番目となる。ヴァルコネン氏は、「日本でこのサービスを始めることをアナウンスできることに非常に興奮している」と述べた。
続けてAndroidデバイスにはGoogle Play Musicアプリがプリインストールされており、これがほかのサービスにない利点だとし、各機能を解説をしていった。
まず、Google Play Musicのサブスクリプション。こちらは、ストリーミングで曲を聴くことができるほか、あらゆるネット環境で使うことが可能だ。モバイルネットワークでも使えるし、曲をダウンロードして聴くこともできる。
2番目にストアについて。クラウドであらゆる曲を探し、購入することができる。新たにデバイスを入手した場合でも、自動的に購入したものとしてそのデバイスで使うことができるという(同じGoogle IDであれば)。
そして、3つ目に「ロッカー」機能。この機能ではユーザーがクラウドに5万曲までの楽曲データを保存でき、Google Play Musicに対応したあらゆるネット接続デバイスで楽しむことができる。
日本で展開されるGoogle Play Musicでは日本のメイン音楽コンテンツサプライヤーのほとんどが参加しており、その曲数は3,500万曲を超えるという。