非日常体験によってエンターテイメント市場が活性化
既報の通り、エプソンは3LCD方式の3D対応ホームシアタープロジェクター「dreamioシリーズ」の新製品「EH-TW5350/EH-TW5350S」を、8月27日から発売する。8月20日に行われた発表会では、プロジェクター市場の概況や販売戦略を語るとともに、新製品のデモも行われた。
まず、エプソン販売の鈴村取締役が市場状況を説明。鈴村氏は、映画館やライブの動員数、家庭でも4Kテレビやハイレゾオーディオの売り上げが大きな伸びを示しており、「『非日常』を楽しむ人々が増えている」とエンターテイメント市場が活性化していると発言。
ホームシアタープロジェクターについては、2007年から2010年まで地上波放送の終了に合わせた買い替え需要で大画面TVと競合し、売り上げが急降下した。しかし2012年からは、非日常体験をトリガーとしてV字回復を果たしている。エプソンは、その起爆剤となった製品として、2013年8月に発表した「EH-TW5200」を挙げた。今回の新モデル、EH-TW5350/EH-TW5350Sは、EH-TW5200の後継だ。
4Kテレビやハイレゾオーディオといった次世代製品も大きく伸びている |
「非日常」をキーワードにホームシアタープロジェクター市場も活性化。かつての台数を超えるV字回復中だ。その起爆剤となったのが前モデルのEH-TW5200 |
エプソンはホームシアタープロジェクター部門でトップシェアを持ち、AVマニア、ホームシアターファン、ライトユーザーというどのユーザー層に対しても、高い価値を提供していると自信を見せる。今回のEH-TW5350/EH-TW5350Sは、初めてホームプロジェクターを購入するエントリー向けのモデルだ。従来モデルのEH-TW5200と比べて、画質を大きく強化し、スマートフォンやタブレットからも簡単に投影できることを特徴としている。