豚の角煮は確認が重要?

豚の角煮は、すべての材料を入れてスイッチを入れるだけ

圧力調理といえば、豚の角煮も外せない。CY7011JPのレシピにもあったので、チャレンジしてみた。結果、肉を大きく切りすぎてしまったのか、少々固めのできあがり。食材によって調理時間は前後することもあるので、調理後に確認したほうがいいだろう。この失敗で反省し、豚のスペアリブで角煮を作りなおしたところ、箸でつつくだけで崩れる、とろけるような角煮が完成! なんと、スペアリブの骨まで、クッキーのように手で割れるほどやわらかく調理できた。

また、CY7011JPはご飯やもち米も炊ける。今回は赤飯も作ってみたが、芯も残らず中までモチモチ食感の赤飯を楽しめた。

煮えたら、フタを開けて煮詰まるまで放置。我が家では豚の角煮に梅干しを入れるのが定番

完成した豚の角煮を、味見せずに食卓に出したところ「味は素晴らしいけれど、肉が固い」との評価が……。肉を少々大きく切りすぎてしまったようだ。自動調理とはいえ、味見は必須だと反省

翌日、豚のスペアリブで角煮作りに再挑戦。調理後に柔らかくなったことを確認してから食卓に出したところ、箸で崩れるくらいやわらかく仕上がった

肉に埋もれていた骨も、手で割れるくらいやわらかくなっている

圧力調理で炊飯もできた

片付けはちょっと手間がかかる

幅広い調理がこれ1台で手軽にできるため、非常に気に入ったCY7011JPだが、1点だけ気になったことがある。それは調理後の片付けだ。炊飯器と同じように、内鍋を洗うのはもちろん、内ブタや、本体外側の水滴受け、蒸気口キャップなども毎回外して洗う必要がある。内ブタはビスで固定されているうえ、減圧ボールやボールカバー、バルブカバーなどこまごまとしたパーツが組み合わさっているのがちょっと面倒……。

【左】内ブタを外すには、中央のビスを回して外す必要がある。これがちょっと面倒。【右】内ブタのパーツと、本体背面にある蒸気口キャップを外したところ。これらの部品と内鍋を使用後に洗う

作った料理は翌日弁当にしても絶品のおいしさ。レシピモードの料理は、どれもおいしくて、ハズレがないように感じた

とはいえ、CY7011JPが便利で使いやすい調理器具であることはまちがいない。カレーやシチューなど、鍋で作るのがちょっと大変な料理や、沸騰させずに長時間煮込む、火加減が難しい黒豆やおでんといった料理にはどんどん活用したい。なんといっても食材を入れて放置しておけば、あとはCY7011JPが勝手に調理してくれるのは本当に便利だった。

夏は食材が傷むのが心配で今回は使用しなかったが、CY7011JPでは予約調理もできる。予約調理を使えば、出かける時にセットし、帰ってきた時にできたての料理を食べられるのだ。