炒め物も圧力調理も可能なティファールの「Cook4me(クックフォーミー) CY7011JP」

我が家は基本的に自炊をする「家食」派。とはいえ面倒なことが嫌いな筆者は、可能なかぎり便利な家電を駆使して手間を省くようにしている。そんな筆者の目に留まったのが6月に発売されたティファールの「Cook4me(クックフォーミー) CY7011JP」(以下、CY7011JP)だ。CY7011JPは、これ1台で炒め物、煮物、蒸し物、そして加圧調理を行える「マルチクッカー」というジャンルに属する。マルチクッカーとは、日本語にすれば「万能調理器」、いかにも便利そうな名前にワクワク。

意外に大きいので設置場所に注意

我が家にやって来たCY7011JPは、炊飯器のような見た目。丸みがあるデザインは1970年代風のレトロ感があって愛らしい。見た目とは裏腹に重さは6.5kgとなかなかズッシリ。使う時にサッと出したり、使い終わった後に手早く片付けたりするには少々大きく重い。炊飯器のように、定位置を作って置いておきたいサイズ感だ。

一般的な圧力鍋と異なるのが、前面に液晶画面を備える点。ここで調理方法や調理時間を設定すれば、あとは勝手にCY7011JPが調理してくれる。ズボラな人にはうれしい調理器具なのである。しかも、自分で「圧力調理」「調理時間」を決定する「マニュアル調理」以外に、調理手順を液晶画面で確認できる「レシピ」を61種類搭載している。レシピには豚の角煮や黒豆といった圧力鍋調理お約束の料理から、けんちん汁、サバの味噌煮といった普段の献立に活用できそうなものまでさまざまだ。

【左】コロンとした愛嬌のあるデザインの本体。製品サイズはW380×D350×H325mm、重さは6.5kg。【中】上部の丸いスイッチを右にひねるとロック、左にひねるとロック解除。ロック時はライトが赤く光る。【右】液晶画面。「OK」と表示されたツマミをひねってメニュー選択、ツマミを押し込むと「決定」できる

【左・中】炊飯器と同じように、内釜に食材を入れて調理する。持ち手部分は熱くならない構造なので、加熱直後に持って移動できる。また、付属する中かごを使用すれば蒸し料理も可能だ。【右】我が家のキッチンに設置したところ。本体は意外に大きいので、狭いキッチンでは設置場所に迷いそうだ