Windows 10とSkylakeの組み合わせは真価を発揮できるか?
もう一つの最新、Windows 10についてだが、すでに触っている人も多いので詳しくは別の機会に紹介するとして、筆者の個人的な感想は「ようやく戻ってきたという感じがするOS」である。Windows 8以降で特にデスクトップユーザーから不評だったスタート画面が廃止され、代わりにスタートボタンが復活。ボタンを押すと出てくる、なんだか見たことがあるタイルも、こういう並びで見れば使いやすくもあり、かわいくもある。「うまく折り合いをつけたな」という印象だが、そのほかの機能は洗練されてきており、逆に軽快で使いやすささえ感じられる。慣れてしまえば良いOSとなってくれる期待が高く、特にWindows 8シリーズを敬遠していたユーザーにはうれしいはずだ。
さて講釈は十分だろうから、さっそくベンチマークを見ていこう。まずは「Windowsエクスペリエンス インデックス(WinSAT)」からだ。
Windowsエクスペリエンス インデックス(WinSAT) | |
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システム | 5.9 |
プロセッサ | 8.5 |
メモリ | 8.5 |
ビデオエンコード | 8.6 |
グラフィックス | 8.4 |
ゲーム用グラフィックス | 9.9 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
この数値だけ見てもわかりづらいが、Windows 8.1+インテル Core i7-4790K世代と比べ、システムとプライマリハードディスク以外の数値がどれも0.1~0.2ポイント上昇している。今回は比較記事ではないので、サンプルデータの掲載は見送らせていただくが、これだけ見てもSkylakeが前評判通りの順当な進化を果たしたことがわかる。
「3DMark」のスコアは下記の通り。ただし、正規のパッチが間に合っておらず、とりあえず動いたというだけなので参考程度にしていだたきたい。
動画処理のテストには「CINEBENCH R15」を使った。設定は最高品質でテストしたが、こちらはかなり良好な結果となったので動画ユーザーは一安心といったところだろう。グラフィックスもさることながら、CPUの恩恵も大きかったことが見て取れる。
ゲームベンチとして最新の「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマークを実行してみた。こちらは新しすぎて比較が難しいところであるが、これまでFFベンチを見てきた経験を踏まえると、かなり良好な部類に見えた。
迷わず買い! のオススメPC
結果的に高次元で非常にまとまったマシンとしてオススメできる「MDV-GZ7700B」。最新OS&CPUを備えた最先端マシンが、試用機の構成で149,800円(税別)という価格で買えるのは大きな魅力だろう。新しいチップセットとの組み合わせはまだ未知数で、今後発売になるアプリケーションなどによって、さらに良くなる可能性は高い。最新環境が手に入るだけでなく、そういった期待値込みでも買い替えあるいは新規購入の理由になる。
これだけの大幅なアップデートは久しぶりなので、変化に戸惑うユーザーも多いはず。しかし、BTOメーカーのマウスコンピューターでなら、不安な部分も含めてお任せでパーツをチョイスできるため、失敗のないマシン選びが可能だ。試用機の環境でも十分だが、筆者としてはプライマリディスクとしてSSDは絶対にオススメしたい。特にこれまでHDDで我慢していたユーザーにとって、SSDの高速アクセスはうれしい驚きとなるはずなので、出資のかいは絶対にある。
Windows 10、そしてSkylake、Z170にDDR4メモリと、最先端が詰まった最新モデル「MDV ADVANCE GZシリーズ」。優れたコストパフォーマンスと確かな将来性で、あらゆる人にオススメできるモデルだ。
※本記事は8月4日時点の情報に基づいて執筆されたものです。一部内容が実際の製品とは異なる可能性もあります。ご了承ください。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
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