店舗への通話が無料のLINE電話

そのほか、両者とも固定電話や携帯電話と通話できる機能も備えている。「LINE電話」と「Skype Out」だ。気になる通話料は以下の通り。

サービス名 プラン名 固定電話宛て 携帯電話宛て
LINE 電話 プリペイドプラン 3円/分(コールクレジット) 14円/分(コールクレジット)
月額プラン 2円/分(30日プラン固定のみ) 6.5円/分(30日プラン固定+携帯電話)
Skype Out プリペイドプラン 2.26円(Skypeクレジット)
通話一回につき、接続料4.82円がかかる
10.81円/分(Skypeクレジット)
通話一回につき、接続料8.75円がかかる
月額プラン 2.17円/分(1カ月プラン固定のみ) 6.67円/分(1カ月プラン固定+携帯電話)

表を参照していただくとわかるが、Skypeのプリペイド型プラン「Skypeクレジット」は通話1回につき、別途接続料がかかるという複雑な料金体系だ。5分通話したと仮定すると、固定電話ではLINE電話、携帯電話ではLINE電話(30日プラン)が最安となる。

また、LINEは提携している約650万店の店舗へ10分無料で通話が可能だ。店舗への予約や問い合わせに活用できる。

決済方法に関しては、どちらも豊富に用意されている。「LINE電話」はプリペイド型プラン「コールクレジット」か、30日プランを契約する必要がある(AndroidはLINEコインの利用も可能)。スタンプの購入などは「LINEコイン」というプリペイド型の仮想通貨で行う。コインはApp Storeや「LINEウェブストア」というWebサイトで購入できる。決済方法はLINEクレジット、クレジットカード、キャリア決済、電子マネーなどだ。

Skypeも「Skypeクレジット」というプリペイド型プランか、月額プランを契約して利用する。Skypeプリペイドカード、クレジットカード、電子マネー、銀行振込、PayPalが利用できる。

コミュニケーション相手に合わせてサービスを選ぼう

両サービスは機能が似通っているものの、出発地点が異なっていることを改めて認識する比較となった。LINEはスマホを基本として、メッセージに力を入れている。一方、SkypeはPC時代に生まれたサービスで、通話をメインとしている。そこで、「メッセージを送るときはLINE、通話をするならSkype」と結論づけたいところだが、実際は連絡する相手がどちらのサービスを利用しているかがキーポイントだろう。相手に合わせつつ、場面に適したサービスを賢く選択してもらいたい。

(記事提供: マイナビニュース携帯チャンネル)