おサイフケータイもAndroidを使い続ける理由

おサイフケータイもそうだ。これがないとツラい。iPhoneだとApple Payがあるが、少なくともおサイフケータイ並みにならないと乗り換える意味がない。日本でおサイフケータイとして使うだけでなく、海外ではMasterCardコンタクトレス(PayPass)加盟店で使えるドコモのiDがあり、結構色々な場所でおサイフケータイに近い支払いができる。海外でiDでの支払いができるところだと、Apple Payでも支払いはできる(できない場所もある)が、まだ日本人がApple Payを使うハードルは高い(米国の銀行口座が必要)し、日本では使えないApple Payは、まだ比較対象にすらならないだろう。

iPhoneはキャリアから買えば安い(MNPで一括0円だ)が、それでもなおAndroidを使うのは、端末やアプリの自由度の高さが大きな理由だ。アンインストールできないキャリアアプリ、アップデートの遅さ、機種ごとにバラバラのUIや操作性、アプリにはセキュリティの問題、と、Androidにも課題は山積。最近も出まわったAndroid自体の脆弱性も、キャリアやメーカーがアップデートを配布しなければ、旧機種では脆弱性が残ったままで、そうした問題をAndroidは解消できていない。

と、まあ、色々な理由はあるのだが、「みんなが使っているから」iPhoneを使わない、という理由が一番大きいかもしれない。iPhone 6なら、カメラの画質、動作の快適さ、アプリの充実など、普通に使う分には特別に問題があるわけではないが、趣味の問題と言ってしまえばそれまで。

そんな考え方だから、今はWindows Phone(というよりWindows 10)に期待しているし、マウス・コンピュータの「MADOSMA」片手に、Windows 10 Mobileがやってくるのを今か今かと待っている。自由度という意味では、Windows 10 Mobileの方も怪しいが、それでも新しいOSというのは期待度が高い。とはいえ、CM1もおサイフケータイもあるので、結局複数のスマートフォンを持ち歩くことには変わらなさそうだ。