付属のパーツをいろいろ使ってみる
重心が上のほうにあることを考えると、FREED 2はハンディ型としての使い勝手も良いのでは? と推論できる。そこで、吸引部のアタッチメントを付け替えていくつか試してみた。
筆者が使ったEC-SX310には、床掃除に使う「強力自走&床みがき」パワーヘッド以外に、「2WAYベンリヘッド」「ベンリブラシ」「すき間ノズル」がアタッチメントとして付属する。ハンディ型の状態でよく使うのはベンリブラシとすき間ノズルだろう。
ちなみに、2WAYベンリヘッドというのは布団用のツールで、ソファー、カーテンなど吸い付きやすい布製品の掃除機がけに役立つ。2WAYベンリヘッドは2パターンで吸込口を切り替えられるのがユニークだ。片方は「ふとん・カーテン」、もう片方は「ペットの抜け毛(ソファーカバー)」。ペットの抜け毛(ソファーカバー)の方は、髪の毛やペットの毛を吸い取りやすくした仕様となっている。同じ布製品でも、布団やカーテンといった場合と、毛が付着したソファーカバーやマットレスといった場合とで使い分けられるのも気が利いている。
ベンリブラシとすき間ノズルはごく一般的な付属品であるものの、これらを装着してハンディ型掃除機として使用した場合の印象は「非常に安定感がある」というもの。「どんな高さの場所でも片手でスイスイ」とまでは言いがたいが、女性の場合、利き手でハンドルを握り、もう一方の手を本体に軽く添えればほとんど問題ないだろう。
製品発表時、ハンディ型ですき間ノズルを装着したFREED 2を「ライフル銃のよう」とする声が一部ネットであった。まさにそんなふうに、射撃するように両手でFREED 2を抱えて、掃除したい箇所に狙いを定められるところに遊び心を感じてしまい、「なんだかカッコイイじゃない!」と、少々テンションが上がってしまった。